これ読める?読み方が難しい「苗字ランキング」トップ10

日本での苗字はおよそ30万以上種類があるそうだが、日本一多い苗字は「佐藤」さんという事は有名だ。日本一少ない苗字を知っている方は多くないだろう。ちなみに佐藤さんの人口は、約189万人だった。日本で一番少ない苗字の人口をネット上で調べるのは難しく、全国で最も少ない苗字は「金ケ森」「稽古庵」「伸」さんで人口は約10人で、おおよその人口しか調べる事ができなかった。平凡な苗字の人は珍しい苗字に憧れを持つものだが、今回は簡単な漢字の珍しい苗字を紹介していく。漢字自体の読みは簡単なのだが、苗字で読むとなるとこれがまた難しい。

 

第1位「四」

 

苗字で読む事が難しい漢字で、1位に選ばれたのは「四」さんだ。これは小学校1年の時に習う漢字で、数字として”よん”、”し”と読むのが一般的だろう。

 

しかし苗字ともなると、どう読むのか?四は”あずま”さんと読むらしい。

 

この苗字の由来ははっきりしていないそうだが、「長野県」と「群馬県」の県境にある山の「四阿山 (あずまやさん)」が由来と考えられている。

全国順位では92,535位となっており、全国人数はおよそ10人となっている。

 

第2位「五百」

 

お次は2位の「五百」だが、普通なら”ごひゃく”としか読めないだろう。

 

「五百」の読み方は”いほ”だ。この漢字の由来は、多い数を示した時に表す言葉の「五百(いお)」というもので、この言葉を発する時に濁った発音となって”いほ”となったそうだ。

 

全国順位では56,815位となっており、全国人数はおよそ30人となっている。

 

第3位「二」

 

3位は「ニ」で、この読み方は”したなが”と読むそうだ。

 

この漢字の由来は、2本の棒が平行に書かれている事から、「下の棒が長い」という事から、”したなが”と読むそうになったようだ。

 

「ニ」自体珍しい苗字だが、ニが付く苗字では”阿二”さんや”奇二”さんという苗字があるそうだ。

 

全国順位では75,459位となっており、全国人数はおよそ10人となっている。

 

第4位「五六」

 

4位は「五六」だが、”ごろく”と読むのか、”いつむ”と読むのか。正解は”ふかぼり”で、「ふのぼり」さんとも読む事もあるそうだ。

 

この苗字は非常に珍しいそうで、名前の由来や読み方の理由が全く分かっていないそうだ。

 

全国順位では63,108位となっており、全国人数はおよそ20人となっている。

 

第5位「十九百」

 

「十九百」の読み方は”つづお”で、普通に音読みでも読むのが難しい漢字だろう。

 

「十九百」の由来は、鳥取県因幡が発祥だと言われており、伝統的な苗字だそうだ。

 

全国順位では65,497位となっており、全国人数はおよそ20人となっている。

 

第6位「二六」

 

「二六」の読み方を見た時は、非常に驚いた。一般的に見れば、”にろく”と読むだろうが、「二六」は”ばんじゃ”と読むそうだ。

 

この漢字の由来は不明となっており、「兵庫県」に多く見られる苗字だそうだ。

 

全国順位では51,604位となっており、全国人数はおよそ40人となっている。

 

第7位「六万」

 

「六万」は、一見”ろくまん”としか読めないだろう。しかし読み方は意外と簡単で、”むつま”と読むそうだ。

 

この漢字の由来も不明で、「富山県」に多く見られる苗字だそうだ。

 

全国順位では59,004位となっており、全国人数はおよそ30人となっている。

 

第8位「二十一」

 

「二十一」もまた数字の読み方で、”にじゅういち”と読む事が多いだろう。

 

しかし苗字で「二十一」の読み方は、”つるいち”または”にそいち”と読むそうだ。

 

この漢字の由来は、京都の山城が発祥だとされており、伝統的な苗字だそうだ。

全国順位では63,604位となっており、全国人数はおよそ20人となっている。

 

第9位「二十八」

 

続いてまた数字でしか読めない「二十八」だが、この苗字は”つずや”または”つちや”と読むそうだ。

 

この漢字の由来は不明だが、近年山口県の「光市」に多く見られるそうだ。

 

全国順位では82,716位となっており、全国人数はおよそ10人となっている。

 

第10位「七五三」

 

最後は「七五三」だが、名前と分からなければ、奉告祭の”しちごさん”と勘違いしてしまうだろう。

 

「七五三」の読み方は、”しめ”、または”なごみ”と読むそうだ。

 

この苗字の由来は、「しめ縄」で同じ太さの横紐に、3本、5本、7本の縄をぶら下げた場合に、「七五三縄」と書いたものから来ているそうだ。

全国順位では10,597位となっており、全国人数はおよそ670人となっている。

 

 

今回紹介した読み方が難しく珍しい苗字は、いかがだっただろうか。紹介した苗字の由来は諸説あるそうで、由来がハッキリしていない漢字も多い。

 

身近に珍しい苗字の人がいたら、是非とも名前の由来を聞いてみたいものだ。